練習の段階

今日、京都府で初雪が観測されたそうです。確か福知山でしたでしょうか。市内でも、肌を刺すような今季一番の寒さにどんよりとした灰色の雲が空にあって、今にも雪がちらほらと降りそうな雰囲気でした。と思ってニュースを見ていたら、どうやら市内でも未明に初雪が降っていたそうです。やっぱりですね。今年は本当に異常気象が多かったなという感じなので、寒さ・雪方面でも今年中にまた何かあるのではと思わせてくれます(もちろん何も起こってほしくないですけど)。

今、町家では角帯を織っていますが、その前は仕事で使う色見本を織っていて、その時に、とあるトラブルに悩まされていたのでした。それは織っている途中から始まり、織り上がるまで続いたのですが、その当時は原因が分からず対処療法的な処置をして凌ぎ続け、まあそれが功を奏したのか出来上がりには影響は無さそうで綺麗に仕上がっていたので、余計に結果オーライというような感じで何が原因だったのか分からずじまいだったのですが、この度以前と全く同じような現象が再び起こり始めたのが分かり、一体何が悪いのだろうかと考えを巡らせているうちに一つの仮説に辿り着き、検証してみるとほぼそれで間違いないと予想がつきました。至極ものすごく単純な話で、自分自身の確認ミスというか不手際で、恥ずかしい話です。

話は変わったように見えますが、学生時代、運動部に入っていた時に、試合と練習、そして個人練習(いわゆる自主練)について説明を受けたことがあります。試合はもちろん本番でありそれまでの練習で培ったものを出す機会です。そして2つめの練習とは組織・団体としての練習で、これは個人練習で培ったものを試したり披露する機会で、個人の力や技術を伸ばしたり、色々な実験や仮説検証などは個人練習の段階で済ませておかないといけないという話です。その当時はこの事をちゃんと理解できていなかったなあと思うのですが、今になってみるとよく分かるような気がします。
今僕がやっているのは、そもそもスポーツではないし団体競技でもないですが、自分の能力を向上させる必要がある人にとっては、この練習の段階の話は当てはまるのでは、と思います。そして自分自身においては、今この時個人練習の機会と時間が多く取れるのがとても良い状態であり恵まれた環境だと感じます。もちろんそのために町家に機をたてたというのもありますが。上述のとおり、角帯づくりで結構な失敗をしたなと感じていますが、失敗はそれができる時にしておかなければならないというのは、経験上胸に刻まれているので、その機会をどう確保しておくかは大事だなと改めて思ったという話でした。