雨漏りと謎

雨漏りと謎

台風が珍しく京都の上を通って行ったようです。その前後からかなり涼しくなりました。9月中に秋の気候を感じられるというのは、ここ数年なかったように思います。
今回の台風では短時間に大量の雨が降りましたが、町家の方では、このような雨の降り方だと数ヵ所で雨漏りが起こります。何年か前に、屋根だけは全体的に改修したとのことですが、一気に降るとカバーしきれないのでしょう。水が漏ってくる真下にバケツを置いておくという古典的な方法をとっていますが、いずれ対処しないといけません(うーんプロに頼まないとなあ…)。
写真は、真夏の猛暑の時期に孤軍奮闘していた奴です(町家にはエアコンがないため)。昨今のシュッとしたフォルムではなく、ずんぐりと重たい年季ものです。今年はそろそろお役御免でしょうか。

これは、いわゆる「おくどさん」です。おくどさんとはかまどのことで、ここでお米や料理を煮炊きしていたようです。この右隣には流しがあり、さらに右には井戸があります。
見ての通り損傷していて、いつ頃まで使われていたのか定かではありません。
そもそもこの町家は、居住するためのリフォームが全くなされていません。現存する町家でこのようなケースはかなり珍しいようです。今でも使われている町家だと、住みやすいように床や台所などが刷新されていることが多いそうですが、そういったことが全くなく、なので、おくどさんもこの状態のままです。ガスは通っていますが、コンロの類はありません。
以前にいらっしゃった方が、どのように住まわれていたのかは謎なのです。

織っている色見本は、順調にスローペースです。気は逸りますが、落ち着いていきたいものです。