沼と攻勢

沼と攻勢

先週と比べてペースは落ちていますが、引き続き整経をやっています。少しづつ慣れてきたかなという感触があります。色見本の制作は、こちらもペースが若干落ちています。分量的には完成までもう少しですが、まだちょっと時間がかかりそうという感触があります。
上の写真は、緯糸(ぬきいと…横糸のこと)が巻かれた管(くだ)です。織るときは、この管を、さらに杼(ひ)という道具に装着して、様々な色糸を織り込んでいきます。
写真では、この管が大量にあるように見えますが、これはまだ一部で、同じような箱に入った管がまだまだあります。商品を織るときに準備した糸が中途半端に少しだけ余った、といったものが積もり積もったのに加え、引退された職人さんから引き取ってきたものなどが合流して、この量となったもので、いよいよちゃんと整理する必要に迫られているということです。
頭が痛いかというと、そういうことはなく、どうすれば有効利用できるかを考えています。捨てるつもりはもちろんありませんし、何かしら活かせるやり方が必ずあるだろうと考えています(なかなか思いつきませんが)。

今週は、職人さんが商品を織り上げるタイミングが重なり、新しくお願いする商品の柄の配色をかなりやっています。配色というのは本当に難しく、一度気になり始めると袋小路からなかなか出てこれなくなります。基本的には、全体が調和するように色を決めていきますが、その中の一部をあえて目立たせる・浮かせる・外す、などしたりする方が良くなることもあり、そのさじ加減が分からずいつも悩んでいます。面白いものができるかもしれないという興奮と、どうしようもないものを作ってしまうかもしれない恐怖が並走している時間です。僕はまだ淵から覗き込んでいる段階ですが、色は奥が深く、まったく底が見えません(いやこれは底が無いのでしょうね)。

10月に入ったので、町家の庭の草刈りを始めました。少しずつでも進めていって冬になるまでに終わらせたいですね(去年は真冬に草を抜いていたので)。思っていた以上に草の量が多かったので、来週からは枯葉剤なども使っていく予定です。植物の生命力は本当にすごいと、この庭を見ていると思います。上の写真は僕の主戦力です。