凹凸と錯覚

凹凸と錯覚

前回の記事の写真の2色の糸は、現在、下の写真の様になっています。

これで、目標の4分の3くらいまで達しているので、もうすぐ織り上がるでしょう。今回は試作を兼ねているので、シンプルな配色や織り方で進めています。
ところで、この写真を見て、織られた生地に少しの凹凸(段差?)があるように見えるでしょうか?僕の目には見えたのですが、なかなか見えない人もいるようです(どちらが正常という話ではありません)。
もし僕と同じように見えている方がいれば、実はそんな凹凸は無く、生地は平面で、目が錯覚しているのです。意図したものではなくたまたまなのですが、織り方の妙だなと思いました。配色の影響もあるでしょう。

町家のこれからについては、徐々にですが動き出そうとしています。まだ初めの一歩も出ていませんが、軽い地鳴りといったところでしょうか。確かなことはまだ何も無いので、詳しく書きようもありませんが、民泊や飲食店にはおそらくならないでしょう。祖父の代にこの家が無人になってから、始末に困り、一時は、建て替えてマンションにしようかという所まで話が進んだこの家ですが、何とか踏みとどまり、今になっていろいろな人が価値を見出してくれているのは有り難いことだと思います。

一方で、この家の周りもそうですが、古い家が次々と建て替えられていくのは本当にもったいないと感じます。とはいえ、この町家の場合は、普段住む人がいないので長い目で考えられるという点があり、当事者各々で事情が違うので難しいとも思いますが。住み手のいなくなった古い家と拠点とする企業などがあってもいいのではと思います(既にあるかもしれません)。