何事もバランス?

何事もバランス?

最近では、以前に比べて自分の仕事の幅というか範囲が広がって、それぞれが同時並行的に進むようになったな、と感じます。あらゆることが少しずつしか進まないような実感があって、一見良くないように思えますが、僕は何か一つの専門家よりは万能型になりたいと思っているのでそう悪くありません。

専門家・スペシャリストというと、イメージとしても格好良いし、企業等からしても重宝する人材だと思われます。対して、万能型などというと、どことなく中途半端、器用貧乏な感が漂う気がします。
呉服業界では、専門家たちが連携し合う分業体制で素晴らしいものづくりを行ってきましたが、近年では高齢化などでそれが機能しにくくなってきています。一つのポイントが欠けるとたちまち全体の流れに支障が出る危うさがありますし、今となっては代替のネットワークを築くのも難しい状況といえます。

今が過渡期なのでしょうが、この先、仕事を頼む人がいなくなることも考えられます。専門の道しか知らないと、そこで立ち行かなくなってしまうかもしれません。だから万能選手を目指すのですね。必要なことは何でも自分でできる、そんな姿を想像すると、それも格好良いと思います。
また、周りを見渡しても、専門家よりも、万能型な人が増えてきている気がしています。

とはいえ、万能といっても、どこまで手を広げるのかという問題があります。広げ過ぎると、それこそ中途半端な存在で終わってしまうでしょう。必要なことを見極めて絞ることが重要と思われます。
それに、もっと広い視点・大きい括りで見ると、爪掻本綴なんてめちゃくちゃ限定された超専門領域だといえます。なので、今のところの結論は「専門分野の中の万能選手」が一番強さがあるのではないか、ということです。
ちなみに、写真は整経台の周りの風景でした。