知らないうちに

知らないうちに

気温はなかなか上がらず(来週から急上昇するようですが)、町家の庭も春の気配はまだまだ感じられません(花粉はめちゃくちゃ舞っていますが)。
上の写真はヨウシュヤマゴボウといって、町家の庭に生えていて、この2年ほど僕が苦闘している植物です。要は雑草ですが、成長が非常に早く、数日目を離すと驚くほど伸びていて、夏には背丈を軽く越え2mほどまで達し、ブルーベリーのような実をつけます(ですが有毒です)。そして、茎や葉が枯れた後の処理が毎年面倒なのです。
そんな難敵を今年は根っこから駆除すべく、その周りを掘り起こしている最中なのが上の写真です。伝わりづらいかもしれませんが、地面に近い部分は表面がまるで木のように硬質化していて、そこからこれまた木の幹のように太い根が地中深くまで伸びています。結構掘りましたが終わりが見えないので、スコップで削り取るしか当面の方法が思い浮かびません。
この地中の様子には驚きました。おそらく町家が空き家になり、何年間も誰にも見られない、誰も手をつけない環境で、地上では季節が廻り育って枯れてを繰り返しますが、地面の下ではこんなにも育っていたのですね。知らないうちに着実に力をつけ、勢力を広げていたわけです。

知ら(れ)ないうちに力をつけるというのは有効な方法だと思います。変な抵抗にも遭いにくいと思われます。地中で力を蓄え根を伸ばし、そして来たるべき時に一気に芽を出し成長するのですね。そうありたいものです。でも出方が悪かったり、悪目立ちしたりすると刈り取られてしまうかもしれませんね…

町家での製織も準備を進めていますが、始めるまではもう少し時間がかかりそうです。自分用の角帯を作ろうとしています。