どちらが先なのか?

どちらが先なのか?

何度か記事に登場している町家のガレージの主(と化している植物)ですが、あまりにも成長が早すぎるのでネットで検索してみると、『フィカス・ウンベラータ』という名前のものだと分かりました(人名ぽい(ウンベラータ氏))。
育ち過ぎていたのを一度バッサリと剪定して短くしたのも束の間、写真の様に青々とした葉を茂らせています。おそらく、気温は上がるわ雨は降るわで今が絶好の成長期なのでしょう。観葉植物に適しているそうですが、ここまでになると手に負えそうにありませんね…

この前まで整経を積極的にこなして経糸をバリバリと生産していましたが、ちょっと余裕ができたので、一旦ペースを落とし、前々から懸案だった図案の作成にかかっていました。と言っても、注文品ではなく自主的に作っているのですが。やはり、放っていると今の売れ筋のものばかり作ることになるので、図案のストックにも新陳代謝が必要だなと思います。

爪掻本綴は、絵画のような織物と称されることがありますが、昔の図案を見ると、図案家さんが絵の具を使って筆で描いたものなのですね。それを織り手さんが、図案の筆の運びや色の移り変わりを再現するように織る。織元(メーカー)が元の図案をトレスして、色の配置などを分かりやすく整理し描き直すこともありますが、基本は絵がベースになっていると思います。
僕は筆の扱いが下手なので、ペンでこつこつ描いたものをスキャンしてデータ化していますが、絵筆で紙の上に美麗に表現できたら良いだろうなと思います。まあやはりその場合は、織り手さんに詳しく指示を伝えるために、図案から織りへの翻訳が必要になるとは思いますが。
それでいうと、僕は、図案作りよりも織りの経験の方が多いからか、絵を描く時も「この部分はどんな織り方でどのように見えるか」ということを考え、全体のデザインを作っているような気がします。織りから図案へ翻訳しているのでしょうか。どちらかが良いかは分かりませんが、僕のやり方だと、芸術性やインパクトみたいなものに欠けるのかなと、少し感じます。レベルアップしたいものです。