地味なお片付け

地味なお片付け

長らく着手できていなかった、町家の中に置いてある荷物や道具類の整備に勤しんでいます。こういうことはまとまった時間ができたときか、やらなければならない理由ができたときくらいにしか、なかなか進展しないものですが、今回はその両方があります。来客もありますからね。本当に手当たり次第といった物の置き方になっていて、動きづらく、また見映えも悪くなっていたものを配置し直している感じですね。できるだけ隙間無くスペースを埋めていくのはパズルゲームをやっているような気になってきます。人力のテトリスといった趣でしょうか。捨てることは基本的にしません。道具類を捨てるなんてとてもとても…

僕がこの町家に出入りし始めてから、まだ一度もフタを開けていない段ボールなんかもあるのです。その多くは道具類か古い本などでした。ここに書けないようなものが入っていた、ということはありませんでしたね(開けて中を見るまでは緊張しますが)。この町家がただの空き家だった頃は、うちの倉庫の用途でしか使われていませんでした。まあ今もまだほとんど変わっていないのですが…中が広くてスペースがあるのをいいことに、これまで手当たり次第に物が運びこまれてきましたし、今でも、迷ったらとりあえずここへ、といった流れで物が増えます。とりあえずの集積が現在の状況なのですね。

ここが自分の作業場というだけなら、今のままでも十分なのかもしれませんが、それだけに留めておくつもりもありません。何にするのか、まだ明確に定まっているわけではありませんが、その気になれば何にでもなれる所だと思います。やはり、西陣の中心地域にある織屋建という特徴は活かされるべきでしょう。そのために一気に段階を進めて変化していきたいものですが、なかなかそう都合よくはいかないものです。今回の整理ような一時的なもの、微々たる進歩を繰り返していくのだろうと思います。