次の段階へと進んだ

次の段階へと進んだ

誰かが仕組んだとしか思えないような、列島を横断するひどいコース取りで、台風が通り過ぎていきました。今年、台風の話題を書くのは何度目でしょうか。9月頭の台風21号では、町家がけっこうひどいダメージを受けたので、今回はその時に匹敵する勢力といくことで、もう戦々恐々としていました。
室内に風が吹き込んでくる状況なので、強風によって吹き飛ぶかもしれないものを避難させましたが、対策としてはそれ位しかうてず、あとは半分諦めというか、再び何らかの被害が出ることは覚悟していました。
そして、ふたを開けてみれば、本当に幸いなことに、京都では前回ほどに雨や風が強くなく、被害も少ないようでした。町家の方でも特に被害はありませんでした。
台風の円の左半分は右の方よりも勢力が弱いとはよく聞きますが、今回は終始、左側が通過していったのが幸いしたのかもしれませんね(前回は右半分側が京都の真上を通過しました)。いろいろと対策や被害について思い巡らせましたが、結果としては、取り越し苦労ということでした。しかし、取り越し苦労が一番良いのかもしれませんね(いや、一番ではないか…)。

さて、その町家ですが、今年度の「京町家まちづくりファンド改修助成事業」に選定されました。関わって下さった全ての皆さまのおかげです。本当にありがとうございます。
と言っても、ここがゴールではなく、やっと本格的にスタートできるといったところなのですが。とりあえず、一つ大きな山を越えたなという感じです。
今までは、僕個人がちょこちょこと家のいろんな所に手を付けていただけでしたが、これからは、プロの方々による工事が始まります。
約3年前、何も用途を見いだせず持て余したこの家のことを知った僕の「取り壊すのは勿体ない」という気持ち(いわゆる貧乏性?)から発展し、いろいろな方々の協力を仰ぎながら、ここまで辿り着いたことを考えると、そして、真冬に冷水で(まだガスが開通していなかった)、今現在、織機のある部屋の床を雑巾がけしていたことを思い返すと、感慨深くなります。
ともかく、予定通り、次の段階へと進むことができました。これからの工事の様子も、できるだけ紹介していけたらと思っています。