買い物の不思議

買い物の不思議

唐突ですけど、僕は、何か買い物をするとき(例えば服とか)、今買おうとしているものは、何に使えるか、どのように使うか、といったことをかなり細かく想像します。そのおかげで、その場で即決で買うことはほとんどありませんし、買ったものをろくに使わずに放置してしまっていたりするとかなり落ち込みます。ちゃんと自分が使わないものは買わない、というのが僕の方針のようです。
なぜいきなりこんな話なのかということ、こういった考えの人間は、買い物を手段として捉えているのではないかと思ったのです。今より先にある目的のために、ものを買うということです。これの反対としては、買い物そのものが目的になるという人かと思います(僕にはあまり実感としてよく分かりませんが…)。
まあ、実際の買い物で、このようにハッキリと二分できるようなことはなく、意識としては、どちらの要素も持ちつつお金を払うのが普通だとは思います。僕のようにがっちりと用途についてイメージする人は稀かもしれませんが、それでも、どちらかというと、何か目的を見据えてものを買う、つまり手段として捉えている人の方が多いのではと思います(そもそも、普通はいちいちこんなこと考えないでしょうけど)。

このように手段側の人が多いとして、店員さんとお客さんが直接話して販売する場で、買い物の目的まで踏み込んでコミュニケーションがなされることはあまりないのではないかと感じます。少なくとも、自分の経験としては、そこまで話の中で探りを入れられたことはほとんどないと思います。
もちろん、店員から積極的に話かけられるのが嫌というお客の心理が厚い壁となるのでしょう。加えて、理由としては、目的の話というのは、段階的には最も奥の方のことで、そこまで会話が進まずに終わる、あるいは、接客の省力化とか見込み客の選別などが関係するのでしょうか(全く専門外で、想像するしかないのですが)。または、お客でそこまで込み入った話をしたくないという人もいるのかもしれませんね。マニュアル的にも、プライバシーに立ち入りすぎるのはご法度だったりするのでしょうか。
個人的には、商品のスペックの話だけではなく、この商品を買って何がしたいのか、といったところまでくみ取ってもらって話ができるとありがたいけどな、と思います。やはり、自分の中の今のキーワードが「使う」なのだと思います。
自分が直にお客さんと接すると仮定して、どういうコミュニケーションが嬉しく思ってくれるか、というのはたまに考えます。まあ、結局売る人のスキル次第…かもしれませんが、それでは身もふたもないですよね…