ガス・整経・図案

ガス・整経・図案

町家のガスのメーターが、自動検針のタイプに変わりました。なんのこっちゃという感じかと思いますが、これまで町家ではガスの使用量を計測し表示するメーターが、玄関の扉を入った所にあり、つまり屋内にあって外からは見えない状態でした。町家などの古い家だとこういう形式になっているものが多いのでしょうか。この場合、検針員の方が外からメーターの数字をチェックして使用料金を出すことができないので、家を訪問することになるのですが、そのタイミングで僕はほとんど町家にいないため、その場合は不在票が入ることになります。これは自分(家主)が数字を申告してくださいという内容で、結局ガスが再開してからずっと、自分で専用ダイアルに電話して使用量を入力して…という作業をしていたのですが、この度使用量を自動でガス会社へ送信してくれるメーターがあることを知り、取り替えてもらったのでした。工事はメーター部分だけを交換するだけの簡単・短時間なもので、何より無償で使用料などもかからないとのことですので、もし同じような問題を抱えている人においてはおすすめです(回し者ぽいですね)。

ここで整経の話題が出る時は、練習や経験を積むといった意味合いの内容が多かったように思い出します。しばらくそういった話が出ていなかったように思いますが、その間整経の作業をする機会は段々と増え、現在では日常的な行いになってきたように感じます。それだけ習熟してきたということなのでしょう(大胆)。職人さん側の要請に合わせて2本経(帯2本分の長さの経糸。通常は1本分)を作ることも始めています。これは、1本経と比べるとやることは同じですが糸の長さが長い分節取りやトラブルのリカバーが大変になるということが難しさと言えます。また根本的な課題は作業のスピードアップです。慣れてきたといってもまだまだやる事はありますね。

図案づくりをしている際に、悩む時間が増えたなあと感じます。アイデアは色々と思い浮かぶのですが、それらは非常に断片的でそのまま世に出してもとても耐えられないような弱いレベルのものです。また、自分が良いと思うものや面白いと感じること、それがすなわちセンスでそれが源泉となってアイデアが浮かんでくると思ってるのですが、それを提供する側と求める側が最初からがっちりハマることは稀で、大抵は多かれ少なかれ乖離があるのだと思います。そういう弱くてズレているアイデアを育てる力をつけたいなあと思ったここ最近でした。