夏本番、爽やか制作

夏本番、爽やか制作

夏の真っ只中です。
全国各地どこでも暑いですが、京都でもいつもどおり、連日の灼けるような猛暑が続いています。
こうも暑いと、帯の制作にも影響を及ぼしているかもしれません。

 

 

イルカです。
これは図案の一部なのですが、イルカをテーマにして制作しようということが決まっていたので、絵柄をまず描いたのでした。

絵ができあがれば、次は配色です。
図案の中のどの部分がきっかけになってイメージが湧き、配色が進んでいくかというのは、本当にケースによってそれぞれ違うのですが、今回は、まず一番に決まったのは地糸でした。

今回の地糸は、明るくて陰りのない、少し黄味がかった白、というか、
乳白色?いやアイボリー?
いやこれは、バニラのアイスクリームの色、でしょうか。

普段の制作では、これと同系統や似た色であっても、地糸に使うのはもう少し落ち着いた色が多いので、どちらかというと、あまり頻繁に出る色ではないのですが、今回のイルカの柄を上に乗せるにはよく合っていると感じました。

一つ重要なものが決まると、次々と他の色も決まっていきます。
淡いブルーやグリーン。これはさながらソーダのシャーベットでしょうか。
鮮やかなエメラルド。
清々しい青。
控えめに銀糸も入れてみようかな…

 

 

普段あまり配色につかわない色が集まりました。新鮮味があっておもしろく感じます。
イルカという題材と、この夏の暑さが相まって、少しでも涼やかで爽やかな方へと向かう気分が表れていると思います。

もちろん、ここまではまだ途中です。
これを職人さんが織って、できあがった時にさあどうなるか、楽しみです。
これは夏帯ではないですが、この帯をつかう人や、その着姿を見る人が、爽やかな気分を感じられれば良いな、と思います。