うさぎとふぐ

うさぎとふぐ

動物の柄、文様というのは、古くから様々なものがあり、織物にも用いられてきました。
服部綴工房でも、動物の柄の帯というのはいろいろとあります。

以前にも、イルカの柄の帯の制作をしていました。
(下記の記事で触れています。
夏本番、爽やか制作 http://hattori-t.com/2019/08/10/natsuhonbansawayakaseisaku/ )

そして、今週からは、新たに2つの動物柄の帯の制作が進んでいます。

 

 

1つ目は、うさぎの柄です。
ぴょーん、と飛び跳ねていますね。
うさぎは、その跳ねる様子が「飛躍」を想起させることから、縁起の良い動物とされていて、よく文様などに用いられています。

この柄は、「波兎(なみうさぎ)」という、波と戯れるように跳ねるうさぎが表現されているもので、うちの図案としても10年以上前からあるものです(もしかするともっと古い時代のものがあるかもしれませんが…)

しかし、ここ数年は一本もつくられておらず、図案も棚に眠った状態でした。
そこで、固定化されてくるラインナップに新たな風を吹き込むためにも、この波兎の柄をつくろう、という運びになったのでした。
うさぎ、かわいいですよね。

 

 

2つ目は、ふぐの柄です。
ふぐも、「福(ふく)」と響きが似ていることから縁起が良いものとされています。(実際に下関では、ふぐのことを「ふく」と発音するそうです)

こちらは、今回新しく出来上がった柄になります。
経緯としては、以前にクジラの柄の帯があり、形が似ていたためか、そのクジラを見てふぐと思われる人が多かったことから、どうせなら、ふぐもつくってしまおう、ということで、このふぐ柄が出来上がったのでした。
ふぐも、かわいいですよね。

ちなみに、このふぐは自分で描きました。なるべくかわいく、そして文様みたいになるように、という意図があるのですが、まあまあ上手くいっているのでは?と密かに自画自賛しております…

他にも、動物の柄というのはいろいろとあるのですが、それはまた、次の機会に、ということで…
今回の2本を織り手さんがかわいく仕上げてくださるのを心待ちにしたいと思います。