愛しの角帯、そして着る機会

愛しの角帯、そして着る機会

 

昨年、自分用の角帯をつくりました。(上の写真です)

自分で色を決め、自分で糸を染め、
自分で柄を考え、自分でその通りに織り、
…と、自分の好みの赴くままにつくったものです。
もちろん、とても気に入っています。

できあがったときは、さあ生地がくたくたになるぐらいまでつかうぞ、と意気込んでいたものですが、実際のところはあまり活用できておらず…
つくり上げたところで満足してしまっていたのかもしれません。

しかし、日々の仕事を考えてみると、なかなか着れないというか、つくる作業としてはむしろ着ない方がいいこともあり…と思ったりもしますが、
いろいろなところに目を向けてみると、立場に関わらず着物を着る人はちゃんと頻繁に着ているものです。

なので、やりたいという気持ちはあるのにできていない、というボヤキみたいなものですね…
いつも着物を着て活動している人を見ると、本当にすごいな、と思います。

 

 

そういう自分の体たらくは、一旦置いておいて…
着物や帯を広める、そして販売する立場としては 、「着る機会をつくりましょう」というようなことを提案したりするわけですが、少なくとも今の時点での自分の場合は、着る機会というのは、どちらかというと特別な場面の方が多いです。
そして、こちらからお誘いするようなケースでも、何かしら特別感があるようなことが多いです。

もちろん、日々身に付けるものとして着物を着る人も多いですし、そのような需要が増えてきているのも確かです。

「ものによる」ということが大前提にあるとして…
そうなると、今の時代、着物は日用品か、あるいは娯楽品か、どちらで捉えるべきなのか、ということが頭に浮かんでくるのですよね。