仕事を出すことと、その先

仕事を出すことと、その先

今週は、多くの織り手さんが仕事場を訪れた週になりました。
お願いした仕事が織り上がると、織り手さんはその商品を届けに来てくださり、そこで対価である工賃をお支払いする、という流れで日々の仕事は回っています(諸々の都合でこちらからお渡しに伺うこともあります)。

なので、今週は織り手さんが織り上がるタイミングがかなり重なった週だったのです。
こうなると、次にお願いする仕事の準備も一気に行わないといけないので、これが大変なときもあります。
予定が立つときもあれば、立たないときもあります。つくるものは吟味しないと、長く残るものをつくると後が大変です。定番があればとりあえず安泰、という状況でもありません。

しかし、仕事は出し続ける必要があります。
「職人は待たせてはいけない」のですね。これは、この業界では鉄則のようです

長らく仕事をお願いしてきた織り手さんも、ほとんどは80歳を超えられました。
そういった方々は、今となっては、仕事に生活が懸かっているという状況ではないかもしれません。
しかし、若い人たちは違います。

 

 

本当に幸いなことに、若い織り手さんが徐々に増えてきて、世代交代が実現する可能性が高くなってきました。
(まだ予断を許しませんが。あと、あくまでも織り手さんに限る)
この先も、その人たちが織の仕事を続けていけるように、こちらは仕事を生み出していかないといけません。

昔の織屋は、もっといろいろなものを担っていたように思います。
職人さんとの関係も昔と今とでは違う部分もあるでしょう。
そして、職人さん自体も、従来の下請け的な役割だけではなく、独自の活動をされることも多くなっていると感じます。
うちとしても、今は仕事を出すくらいしかできませんが、その他にもお互いに協力できることが出てくるかもしれません。
共生する、というような関係になっていくのかもしれない、とぼんやり思います。