町家内大整理

町家内大整理

何度か書いていますが、古い町家の工房化を目指しています。
まだまだ道半ばですが、着実に前進はしていると思います。

その町家ですが、この1週間ほどで内部の整理を徹底的に行いました。
それも家族総出で、です。なかなか外に出れないので、皆、時間はあるのですね…
これまでは、大がかりな工事以外の細かい整理整頓や掃除などはほとんど自分一人でやっていたこともあり、できることやかけられる時間にも限界がありましたが、今回のことで一気に前に進みました。
やはり、人手というのは強い…

具体的には、傷みが大きく不要になった建具を撤去する、分解されている綴機を整理して組み立てやすい状態にする、その他の荷物の整理・移動、床や壁、天井の掃除、などをやっています。
これでかなり、建物内の実用性も良くなってきたのではないかと思います。

 

 

中でも、特筆すべきは、古い畳の撤去作業ではないかと思います。
長い間つかわれて、そして空き家になってからはずっと放置されてきた町家内の和室の畳には、砂や埃が降り積もり、雨漏りの水がしみ込み、変色し腐り、なんとキノコが生えているものまであって、頭を抱えていましたが、今回、それを一気に撤去・廃棄までもっていきました。
1階・2階、そして離れを合わせて20畳くらいあったと思います。

その中でも、2階の畳を1階へ下ろすことが難所でした。
町家の階段は「箱階段」と呼ばれ、非常に狭く傾斜が急で、畳が通らないかもしれない。
そこで小型の電動のこぎりを買い、それをつかって2階で畳を両断し、小さくなった畳を持って下りる、という今考えると無茶な方法で作業を完遂しました。
(上の写真が半分になった畳です)
僕はこの作業にはほとんど関与していなかったのですが、い草や埃が大量に飛び散り、畳が厚かったからか機械は故障し、となかなか大変な現場だったので、もし同様のケースがあってもこの方法はオススメできませんね…

とまあ、一通りの仕事は終わったものの、まだまだ床には未整理のものが散らばっていて先は長いです。
それでも上を見上げれば町家の吹き抜けの空間は美しく、魅力的だな、と思うのです。
なんとかこの魅力を活かしていきたいものです。