続く整理と切り替え

続く整理と切り替え

 

上の写真は、管(くだ)という道具に巻かれた色糸です。
こういう状態の絹糸が、仕事場にはかなり多くあります。
一応、写真のように色別に大まかな分け方はされていますが、管理されているという風ではありません、残念ながら…
おそらく、大半が帯を織った後の半端に残った糸なのだろうと思いますが、やはり絹糸というのはそう簡単に捨てたりはできないものなのですね。それが昔から積み重なって今に至っています。

正直、管のままの糸というのは、適量が確保できないかもしれないので、配色には使いづらいという面があります。
また、月日が経ち過ぎて糸が弱っていたり、変色しているものもあります。
つまり、普通にものづくりにつかっていくには難しいところがあって、だからこそ今まで残っているのでしょうが、それでも捨てるのは忍びないものです。
そして、こういう糸でもつかいどころはあります。見方を変えればこの大量の管は、宝の山とも言えるわけですね。
以前から少しづつ手をつけていた、この管糸の整理ですが、今の自粛期間中に行われている仕事場の大整理に乗じて、一気に片を付けようと思い鋭意進行しています。

 

 

この自粛期間も長くに及びましたが、だんだんと世の中の流れとしては終わりに向かっています(もちろん油断は禁物ですが)。
それに伴って、長く続いた大整理も終わりを迎える…というわけでもなく、まだまだ手をつけるべきところは多く残っています。(どれだけ放ったらかしだったのか)
しかし、経済再生の声が高まってきているように、うちの方でもそろそろ外向けの活動を視野に入れていく必要があります(もちろん慎重に行動すべきですが)。

着物や帯に関する商売は、ニュースなどで致命的な打撃が大きく報じられているような業種、業態と比べると、直接的なダメージは少なかったのでは、と思っています。
しかし、提示された「新しい生活様式」のようなものによって、これからじわじわと痛みが響いてくるのは間違いないと思います。
これから、着物や帯をつくって売る、ということが、どのように変化していくか、よく考えて動かなれば、と思います。
つくる方はそうそう変わらないだろうけど、売る方が変わっていくのだろうな…