どうなるチャレンジ

どうなるチャレンジ

 

ここ最近は、ひとつの新しい試みについて時間をつかってきました。
図案の作り方、配色の仕方、そして織り手さんへの仕事の頼み方、について、新しくチャレンジしてみよう、ということです。

過去のこの記事で書いていることですが、

『想像力の壁』
http://hattori-t.com/2018/06/09/souzouryokunokabe/

織り手さんに仕事をお願いするときの、うちの基本的なやり方としては、
柄の出来上がりに限りなく近くなるように色を付けたデータをカラーで出力したものを図案として、そこに配色の指定はもちろん色をぼかす範囲まで分かるように作り込んで、それを織り手さんに色糸と共に渡します。

要は、できるだけ具体的に細かく指示をする、ということです。
正解がある、あるいは、織り手さんが考えたり迷う余地の無いようにする、とも言えます。

僕がこの仕事に入ってからは、そういうやり方しかやってこなかったですし、そもそも、ものづくりにおいて、つくり手に仕事を依頼するときの姿勢としては、それが基本だと思っていました。

しかし、いろいろと話を聞くと、爪掻本綴のものづくりでは、厳密・正確なやり方だけではなく、大まかな指示やイメージの伝達を基にして、細部は織り手さんの感性や技術に任せる、といった方法もあることを知りました。

そして、今回のチャレンジというのは、そういった方法と同じような考え方で、織り手さんにある程度の部分を委ねる、ということを最初に決めたうえで、図案や配色をつくっていく、というものです。
自分にとっては初めての試みで、いろいろと苦労しましたが、今回依頼する織り手さんも、従来のうちのやり方でずっと仕事をされてきた方なので、すなわち新たな挑戦になるのだろうと思います。

もう仕事は僕の手を離れて織り手さんへ渡っているので、あとは出来上がりを待つのみです。
ある意味正解が無いとも言えるので、良し悪しをどのように判定するのか、などなど考えるべき点は多くありますが、とりあえず今は、このチャレンジがどういう結果になるか、楽しみにしたいと思います。