どうなるチャレンジ2

どうなるチャレンジ2

経緯はこちらです。↓

 

 

ざっくり説明しますと…
これまで、織り手さんに仕事を依頼するにあたって、できる限り具体的にかつ詳細に制作指示をする、という方針でやってきましたが、挑戦的な試みとして、それとは逆の方法でやってみた、というわけです。
つまり、大まかな指示や、柄や配色のイメージは伝えますが、細かな部分は織り手さんの考え方や感性に委ねる、というやり方をとりました。

指示を出す側(つまり僕)もいろいろと工夫して苦労しましたが、織り手さんは、それ以上に慣れないやり方で大変だったそうです…
本当にお疲れさまでした。そしてありがとうございます。

 

 

 

上の写真が織り手さんに渡した図案で、下の写真が出来上がった帯です。
今回のテーマとしては「抽象的な柄」だったので、具体的な何かを表した柄ではありません。
(参考にしたものはありますが、そこから転がしまくってるので分からなくなっています)

図案に書き込まれている数字は、配色番号です。
本来であれば、どの番号の色をどのような形で織るかというところまで図案上に表して渡しますが、今回はそうはせず、各色の大まかな範囲のみを決めて、「色の境目はぼかす」という決め事を作った上で、どう織るか、どう表現するかということを織り手さんに任せたのでした。

配色は、こちら側でやっています。
今回の配色は自分の中にテーマがあって、「和のイメージの色」をなるべく使わない、というものでしたが、上手くいったどうかはまだ自分でも分かりません。
濃淡のメリハリを出すところと、そうでないところを分けて、様々な色の表現がある程度出せたと思いますが、ちょっと色を混ぜ過ぎたかも、とも感じます。

そして、実際の織りですが、これは本当によくやって下さったと思います。
不明確な指示(あえてですが)の中、色の範囲や色同士のぼかし方などを自身で考えて、不自然になることもなく、全体をバランス良く綺麗に仕上げて下さいました。
今回のような多くを委ねられる経験は無い方で、正直無茶ぶりだろうな、と感じていましたが、見事に応えていただきました。

今回のやり方が、今後主流になるということはおそらくないと思います。
しかし、従来の決まり切ったものを依頼するやり方では、想像力の壁は打破できないわけで、今回のチャレンジは一つの新しい方法を開拓して、そしてきちんと成果ができあがった、という意味では成功だったのでは、と思います。