チャレンジ回収、そして来年へ

チャレンジ回収、そして来年へ

以前に、「あえて色ムラになるような糸染めにチャレンジしている」ということを記事に書きました。

どうなるチャレンジ3

糸を事前にアルミ媒染液に浸して撥水性を持たせた後に、染料に浸けることで、染料が均一に定着せず、自然でランダムな色ムラになるのではないか…
という仮説を立てて試してみたのでした。
結果は、概ね予想通りになり、さじ加減が難しい部分もありますが、今回のやり方によって色ムラの糸を染められることが分かりました。

 

  

そしてここ最近、試し織りを進めていましたが、それは色ムラの糸を使って実際に柄を織ってみると、どのような表現になるかということを試していたのでした。
上の写真が実際に織ったもので、とある柄の一部です。
4色に分かれていますが、上から2つ目は染め屋さんが均一に染めた糸。
それ以外は、今回色ムラに染めた糸で織ったものです。
いろいろと試してみた結果、ムラの強弱のつけ方などがある程度掴めたのではないかと感じています。
1番下の色が、一目で分かるほどの色の変化がある色ムラになっていて、その他はそれほど色差が大きくない柔らかな表現になっている思います。
このあたりのムラの調節の勘所は、これからも経験を積んで身に付けていきたいところです。
そして、この試し織りは単なる自己満足ではなく、ちゃんと提案として見ていただくためにつくったもので、喜んでいただけたましたし、来年への種の1つになったはずです。
それも含めて、このチャレンジは成功だったなと感じます。

そして、その他にもいろいろと来年への種をまいてきましたが、いくつかは少しずつ具体的に形になってきたように思います。
コロナ禍が、いつ頃どのように推移していくかにもよって変わってきますが…
収まりをみせてきたときに、きちんとアクセルを踏み込めるよう、準備を進めていきたいものです。