色を混ぜる?

色を混ぜる?

 

今週は、糸の色とずっと格闘していたような気がします。
頭でイメージしては、実物の糸で確認して…ということを繰り返して、やっとまとまってきたように思います。
図案の作成も含めて、今回ほど時間がかかるのは久しぶりかもしれません。
うまく出来上がってくれると良いのですが…

僕は糸の色を見るとき、色同士を比較するときは、それらの糸を撚り合わせます(指でよじるだけで、すぐ元に戻ります)。
他の方がどのようにしているかはよく知らないので、この方法が正しいかは分かりませんが、撚り合わせて見ることで、どちらの色が濃いか、目立つ・際立つか、そして色同士の相性が良いか、ということが分かるように思います。

これで、色同士が隣り合ったときなどに、どのように見えるかがイメージできるということが1つ。
そして、もう1つ重要なことがあって、爪掻本綴では2色の中間色をつくる「割杢(わりもく)」という技法をよく用います。加えて、部分的に粗い組織にすることがあり、その際は普通のヨコ糸を2本・3本と重ねて織り込みます。

このような技法を用いるときは、僕は「色を混ぜる」ような心境になります。この上、ぼかしなどを織るときは、さらに色が混ざります。
そして、色を上手く混ぜるために、実際に2色や3色の糸を撚り合わせたり重ねたりして、さんざん確認するのです。
色同士を馴染ませたいのか、あるいはどちらかを浮き立たせたいのか、それ次第で使う糸も変わってきます。

とても刺激的でおもしろい作業ですが、一通り終わると頭が疲れてくたくたになっていることもしばしばです。