時間はあるようで無いようで

時間はあるようで無いようで

 

どの仕事も大体そうなのだと思いますが、爪掻本綴のものづくりというのは手間がかかるなあ、と改めて感じています。
織る作業はもちろんのこと、その前後の工程、前準備であったり後処理だったり。
よく考えると機械を使うということもほとんどないですし、人に頼むこともありますが自前でやる範囲も広い。
憂えていてもしょうがないので、1つ1つ積み上げていくしかないとは思っています。

僕が今の家業に入ってきて、5年以上が経過しています。
もう5年、なのか。まだ5年、なのか。自分でもどう捉えるべきか測りかねてますが。
一般的なものさしで言うと、働くということはまだまだこの先も長く続いていきます。今の定年という区切りで見ても、あと30年ほどはあるわけです。
普通に考えれば、まだまだ時間はありそうに感じるものですが、逆に、時間が無い、足りない、と常に気が逸っているような気がしています。

これからの変化を考えると、身に付けるべきことも今より多くなることは自明で、それらを実行するにも、ものづくりに関わることは逐一手間がかかります。
そのことを想像すると、時間が足りないな、という結論になるのですね。
しかし、そこで焦って手を抜いたり、途中経過を飛ばして楽をしようとするのは良くない。
1つ1つ積み上げていくしかない…のですが、やはり気は逸るものです。
「慌てず、急げ」という名言のように、進んでいきたいものです。