夜空に流星
流星を表した柄の帯です。
夜空に浮かぶ雲ときらめく星。その間をすーっと飛んでいく流れ星。
軌跡と尾のぼかしが美しく仕上がっています。
元々は、私たちの定番であるグラデーションのシリーズの1つの柄として、流星が用いられたのですが、その後、流星がもっと引き立つように、ということで独立して柄になったのが始まりです。
柄の構成としては、一番下に霞(雲)、その上に流星、そしてその上に星々、という具合です。
織り手さんの腕の見せ所なのは、やはり真ん中の流星の部分で、この図案では、流星の軌跡と光のぼかし具合をいかに綺麗に表現できるか、ということが重要です。
消えゆく光のぼかしから織り始め、だんだんと軌跡の線が明らかになっていき、それに合わせてぼかしの部分は小さくなって…という感じです。
(しかも途中からは右の星の方からも並行して織り進めないといけない)
かなり繊細な感覚と作業が要されますが、こういったことを経て綺麗な流星が織り上がるわけなのですね。
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