
「転がる四角」の帯について。
「次、何つくろうか…?」というのは、制作を続けていく上で避けては通れない問いとなります。爪掻本綴の帯は、大量生産ではなく1本ずつ織るのが基本です。これはつまり、基本的に同じものを作らない、ということを意味していて、既存の柄であっても以前と同じ配色ではなく、どこかをアレンジして制作します。もちろん新作も精...
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「次、何つくろうか…?」というのは、制作を続けていく上で避けては通れない問いとなります。爪掻本綴の帯は、大量生産ではなく1本ずつ織るのが基本です。これはつまり、基本的に同じものを作らない、ということを意味していて、既存の柄であっても以前と同じ配色ではなく、どこかをアレンジして制作します。もちろん新作も精...
今、うちには、腕のある織り手さんに仕事を頼める環境があります。それはとてもありがたいことですが、その織り手さん達へのお仕事をこちらの都合で急にストップしたりすることはできない(やってはいけない)ので、常に制作のサイクルを回し続けることが必要になります。言い換えると、常に新しいものを作っていく、ということ...
以前より、webで発信するにあたり、爪掻本綴の魅力をもっとよく伝える方法はないものか、と課題に感じていて、思い切ってこの度、ホームページをリニューアルしました。各SNSでも発信はしていますが、やはりホームページは家というか、幹というか。そこをちゃんとしないとな、と思った次第です。これからバージョンアップをし...
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 何かと慌ただしかった昨年末でしたが、無事に新年を迎えることができました。…と思ったら、内輪の話ですが、新年早々大きな出来事が起こったりと、一筋縄ではいかないなあ、と思ったりもしています。社会情勢的にも、またもやコロナ禍の緊張が高まっ...
さて、もう年末です。今年は自分なりに密度は濃かったと感じていますが、それでも過ぎてしまうとあっという間でした。やはり今年もコロナ禍にかなり振り回されたという印象が強い1年でした。感染の波が寄せては返しと訪れましたが、その幅が相当大きかったように思います。それでも、秋頃からだんだんとそして着実に回復してい...
今年の夏に行った、茜の草木染め。京都の美山へ日本茜を採らせてもらいに行き、その茜から色をいただき糸を染め、色鮮やかに染まった糸を使って帯をつくり、展示会へ出品しました。美山での日本茜の栽培。長期に渡って地道に続けられている取り組みですが、そこへ先日取材が入ったそうで、今年の展示会のこともあり、茜染めの帯...