色の移り変わり。
色と色との境目をぼかして織ることで、これを表現しています。
この柄のようなぼかし方を「段ぼかし」といい、うちの中では定番のものとなっています。
ぼかしの他には何も無く、すっきりシンプルな柄行き…のように見えますが。
実は、本当に小さく、空に浮かぶ星のような極々小さな金銀の点々が織り込まれています。
写真に収めるにはかなり近寄らないといけませんが…
しかし、現物だともっと遠くからでも、光のあたる角度による金銀糸の輝きや、柄の周りの生地面の微妙な変化で分かるのですね。
織物の、そして形あるものの魅力だな、と思います。
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