
伝統を次の世代へ
京都のいわゆる「西陣」、その西の端あたり。
金閣寺や北野天満宮にほど近いところで。
1962年(昭和37年)の創業以来、服部綴工房は「爪掻本綴」の織物をずっと作り続けています。
家族だけで営んでいる小さな織屋です。
爪掻本綴(つめかきほんつづれ)。
字の如く、「爪」で糸を「掻き」寄せて絵柄を形作る織物です。
綴織(つづれおり)という技法の中でも、全ての工程を機械を用いずに手仕事で行うのが爪掻本綴。
手間暇はかかりますが、精緻で丁寧な仕事にこだわってものづくりを続けてきました。
3代にわたる歴史の中で、さまざまな時代の変遷や浮き沈みを経てきました。
そして今、伝統工芸を取り巻く現実は厳しいと言わざるを得ません。
需要の減少。作り手の不足。
そして次の担い手の不在。
このまま手をこまねいていれば、これまで続いてきたさまざまなことが失われてしまう。
そんな中、私たちは未来を見据え、前向きに動いています。
この営みを続け、繋いでいく
情報発信のあり方も変わり、いろいろな取り組みの結果、
今、新しい種が少しずつ芽吹こうとしています。
精緻で丁寧な仕事にこだわる中で、育まれ、受け継がれてきたもの。
知識や技術。有形無形の貴重なものたち。
それを次に伝え、繋いでいく。
そして、新しい世代が爪掻本綴のものづくりを受け継いでいく…
そんな未来のために。
小さな織屋ができることは大きくはないかもしれません。
しかしできる限りのことはやらなければならない。
手仕事は地道な作業の積み重ね。その営みの先に、美しいものが出来上がります。
それをこの先も続け、そして次へと繋いでいく。
そのために、これからも魅力的なものづくりに励んでまいります。
私たちの織物をご覧になるとき、お手にとるとき、
伝統の未来、に思いを馳せていただけると、これほど嬉しいことはありません。
〇社名〇
服部綴工房
〇所在地〇
〒603-8364
京都府京都市北区平野桜木町36-2
〇電話〇
075-463-0729
〇代表者〇
服部 秀司
〇事業内容〇
織物製造・販売
